インドの現状は裕福な家庭しかゲーム機を所持できていません。一般家庭ではゲームの優先順位は低く、実際にプレイをすることはほとんどありません。つまりインドのゲーム市場はまだ小さく伸びしろに溢れています。国が成長することで人々の暮らしは豊かになり、人は余暇をもつようになります。その余暇を埋めるのが今後ゲームになっていくと予想できます。今回はインドのゲーム市場が拡大していくと予想されている理由を3つに絞りご紹介いたします。

インドの人口の半分以下が若年層

人口の半分が若年層であるためゲームに対して抵抗がないことが理由の1つです。なぜならゲームをすることに対してネガティブなイメージが染み付いていないからです。ひと昔前のインドでは教育が全てでした。勉強を一生懸命に頑張り、良い企業に就職することが裕福になる道として一般的でした。したがってゲームをすることは勉強時間を削るので、時間の無駄と考えられてきました。それほど勉強に対して熱心なのは貧困層から脱したい気持ちが強いのでしょう。

しかし、ゲームには脳を活性化させる効果があります。そういった情報がネットで広まってきた今ではゲームをすることは本当に悪いことなのか問われ始めています。ゲームに対してネガティブなイメージを持たないインドの若者はゲームをフラットな視線で捉えることができます。

また、人口の半分が若年層であることはインド人がゲームを楽しむことができる環境が整いつつあることを表しています。例えば日本では学生には多大な時間があります。しかし、仕事を始めると自分の時間を持つことは難しいです。それはインドでも同じです。ゲームに対してネガティブなイメージをもってない若年層がいること、その若年層に時間があることはゲームを楽しむことができる環境が整いつつある証です。

ゲームをする人が増えることが今後ゲーム市場が発展する要因の1つです。

インドの急速なスマートフォンの発展

スマートフォンの普及によりインドではやっと一般市民にゲームをする機会が広まってきました。日本のゲームの歴史は家庭用ゲーム機が登場、その後ポータルゲーム機がゲーム市場を大いに拡大してきました。そしていまスマートフォンの流通によりスマホゲームが圧倒的に広まっています。

しかしインドの家庭用ゲーム機はとても高価なため、購入は難しいのが現状です。裕福な家庭でしかゲーム機は消費されません。ゲーム機を買うよりも人とコミュニケーションができてコンテンツも消費できるかつ便利なアプリを利用できるスマートフォンを買うのが当たり前とされています。

そのスマートフォンがいまやインドで420円で売られていることもあります。これによって、インド人がどこでもゲームができる環境が出来てきていることがわかります。しかし、インドで使用されているスマートフォンでは容量の大きいモデルが少ないので、インドでスマホゲームを流行らせるためにはまず、容量の大きいスマートフォンが沢山開発される必要があります。

実際にゲームができる実機が若者の手にいま収まっていることが今後ゲーム市場を発展させることにつながります。

インド市場にUnity参入

いま世界中のゲーム企業がVR産業に手を伸ばしています。VRとは仮想間空間と呼ばれるもので、人が非現実世界を楽しむをことを可能にしました。Facebookなどの大企業がそのVRの可能性を感じ、新たな産業を作り出そうとしています。その仮想空間をつくるための開発エンジンの1つにUnityが存在していて、世界のVRメディアの70%がこのUnityによって作らています。

このUnityがインド市場に参戦しており、インドでの雇用を3倍に増やすことを計画しています。

インドは優秀なプログラマーを多く排出しています。Unityはプログラミングに強いインドのIT企業と手を組むことを表明しており、今後のVR産業が成長してくことに期待が高まります。優秀なインド人がインドのVR産業を盛り上げることができればインド人が仮想空間を利用したゲームができるようになるはずです。

優秀なインド人と今後新たに開拓されるVRゲーム市場の主導権を握る可能性がある企業がインドに目をつけたことはインドのゲーム市場が今後伸びてゆくことが伺えます。