スタートアップといえば、アメリカ、インド、イスラエルなどが有名です。しかし日本のスタートアップだって負けていません。日本のスタートアップは日本ならではの高い技術力を利用した会社が多いです。今回はそんな未来を生きる技術を駆使している日本のスタートアップを5社紹介します。

インドのスタートアップについては次の記事を参照して下さい。
参考記事:【留学生必見】勢いが止まらない!インドのIT企業5選!

宇宙デブリのアストロスケール

ハーバードビジネススクールの教材にも用いられたアストロスケールは、宇宙デブリ問題の解決に取り組んでいる世界で唯一の会社です。宇宙デブリとは簡単に言うと、宇宙に残されてしまったロケットや推進剤の残骸のことです。宇宙デブリが人工衛星にぶつかると、衛星が使えなくなってしまいます。この宇宙デブリ問題を放置しておくと、早くて30年以内に全ての衛星は使えなくなってしまい、現在の便利な生活も送れなくなってしまうと言われています。

アストロスケールは宇宙デブリを回収する手段として、粘着剤を用いた方法を採用しました。粘着剤を用いるメリットは、アームに比べて取りこぼしが少ないことで、開発にINCJ、ジャフコ、エンジェル投資家から約48億円もの資金調達を受けています。

アストロスケール
引用:http://www.ideaosg1.com/mission/astro/

超高速生体認証のリキッド

リキッドは2013年に創業した、生体認証技術を得意とした会社で、リキッドペイ(liquid pay)とよばれる画期的なサービスを生み出しました。

リキッドペイとは、指先をかざすだけで、買い物からホテルのチェックインまで出来てしまう生体認証システムを取り入れたサービスです。従来のシステムではユーザーが増えるごとに認証にかかる時間も大幅に増えてしまいましたが、リキッドペイは100万人分の指紋リストから1人を特定するのに0.05秒もかかりません。

この高速認証によって、「クレジットカード認証などのレジ業務の効率化」や「手ぶら決済」が可能になります。既にイオン銀行やハウステンボスなどで導入されており、今後はインドネシアなどの海外展開も視野に入れています。

リキッドペイ
引用:https://liquidinc.asia/

未来の手術支援ロボットのリバーフィールド

東京工業大学と医科歯科大学の研究室による共同研究によって2014年に創業しました。ものづくりの最高峰である東工大と医科系の最高峰である東京医科歯科大学がそれぞれの得意分野に別れて研究をしています。事業内容は主に、空気圧の精密技術を用いた手術支援ロボットの開発です。従来の手術支援ロボットは「力の感覚」が欠落していましたが、リバーフィールドは8億円の資金調達を行い、空気圧駆動と呼ばれる注射器の原理により、「力の感覚」を大いに改善することに成功しました。

今後は省コスト化とコンパクト化を計りつつ、ロボットアームや内視鏡ホルダーを複数持った手術支援ロボットを造ることを目標にしています。

リバーフィールド
引用:http://www.jafco.co.jp/portfolio/riverfield/

台風エネルギーを利用した風力発電のチャレナジー

チャレナジーは台風の風を利用した風力発電をの開発を行っている会社です。1つの台風のエネルギーは、世界の発電容量の半分と言われているほど莫大で、このエネルギーを用いて発電を行うことができれば、十分な発電量が見込めると言われています。

従来の風力発電はエコな発電として知られていますが、「発電量」や、「鳥などの生体への影響」、「台風などの強風下で発電が出来ないこと」などが懸念されていました。チャレナジーが開発した風力発電は、マグナス効果と利用した羽の無い風力発電です。羽がないため、生体への影響もなく、また、台風のような強風下でも発電が可能になります。

今後は台風のエネルギーをもっと活用するために、洋上風力発電にも応用していきたいそうです。
チャレナジー
引用:https://challenergy.com/

AI画像解析でがんを発見のエルピクセル

エルピクセルは2014年に設立した東大の研究室から生まれた生物分野向けのAI画像解析技術を扱っている会社です。研究室で行っていた細胞の研究のためにAI画像解析が必要になったからサービス化しようと思ったのが会社設立のきっかけです。

エルピクセルのAI画像解析技術を用いると、ガンや脳血管疾患の発見をすることができます。

日本は、CTやMRIの保有台数と医療画像が世界で最も多いですが、画像診断医の数は年々減少しています。つまり、医療画像が増える一方でそれを解析する人が不足しているという現状です。この問題に対し、エルピクセルのAI画像解析技術で画像診断の支援をすることで、画像診断医の人手不足を補うことが出来ます。

エルピクセル
引用:https://lpixel.net/

まとめ

日本のスタートアップは最先端の技術を使っているものが多く、これこそが強みであると私は考えます。日本のスタートアップは、チャレナジーを例に上げると「羽のない風力発電」のように常識にとらわれない発想から生まれたものばかりです。これらの技術が実用化されると、私達の生活もより快適なものになるはずですので、私はそんな未来が来るのを今からとても楽しみにしています。