こんにちは!インターンの大山です。 今回はインドスタートアップ企業のプラットフォームを提供する企業、NextBigWhatさんにお話を伺いました。インタビューしたのはAshish Sinhaさん。彼もまたIIT出身の気鋭の起業家です。 オフィスがあるのは市街地が少し離れたところ。迷いながらもオートリキシャのおじさんにサポートしてもらいながらレストランが1階に入っているビルの二階にあるオフィスを訪ねました。

【インタビュイー:Ashish Shinhaさん

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【写真の方がAshish Sinhaさん】

IIT卒業後、マネジメントを学びたいという理由でIIMに入学。卒業後はShihaさんはYahoo India, i2 Technologies, IBMと大手IT企業でのキャリアをみ、シリコンバレーでYahooの社員としてプロダクトマネジメントに関わったそうです。インドで働いているときから度々シリコンバレーに足を運んでいて、起業文化に触れているうちに自分も起業したいと思い、スタートアップを始めるに至ったということです。Shihaさんはインドのスタートアップカルチャーを作り上げた第一人者。2009年にNextBigWhatを設立後、バンガロールのスタートアップ文化をつくりあげてきました。

 

Q:事業の概要について教えてください

私達はバンガロールのスタートアップ企業(特に設立から3年目まで)を対象に、彼らのプラットフォームを構築しています。主に現在行っている活動は、スタートアップ企業の記事の編集および弊社Webサイトへの掲載、採用のマッチングサポート、Meetupイベントの運営を行っております。現在ではすでに5000を超える企業と取引をしております。収入源はパートナーからの資金提供と、イベントのスポンサーからの資金が主体ですね。大体一日に10から15社から記事の投稿の依頼などがあります。スクリーニングの基準としてはユニークであるか、有用であるか、運営がよく行われているかの三点があります。又、私たちはInternet of ThingsというテーマでMeetupイベントを行っています。現在1回の開催にあたり30人から50人程度集まっています。誰をターゲットにするのか、どんなテーマでイベントを行っていくか、日々模索しています。

 

Q:会社設立までの経緯について教えてください

会社を設立するきっかけとなったのは、会社を設立した当時、インドにはまだまだスタートアップ企業が生まれる文化が根付いていないと感じたからです。スタートアップ企業の実態を視覚化し、誰の目にも見えるようにする必要がありました。そこでできた今の会社の前身となるPlugg.inなのですが、これは完全にインド市場向けのドメスティックなマーケットのみがターゲットであったので名前を改め、NextBigWhatとしてグローバル展開を試みています。

Q:会社をマネジメントしていく上で何が最も大変でしたか。

スタートアップが生まれやすい環境を創る過程で特に困難だったのは誰もスタートアップのようなベンチャー企業には就職したがらないということでした。しかし一方でシリコンバレーで起きた起業ブームが生まれつつあったのもまた事実です。インドの起業家はシリコンバレーのモデルをコピペしていたのです。何を参考にすればよいのか。当時は起業のための情報が錯綜し、「ノイズ」が大きかったように思います。だからこそスタートアップの「見える化」をしようと思ったのです。

 

Q:NextBigWhatで働くためにはどのようなスキルが重要視されるのでしょうか。

私達は重要視しているのはオーナーシップです。「考える能力」と「分析する能力」この2つは非常に重要ですね。私たちの会社にはこの二つの力を持つ多種多様なバックグランドを持つ人間が働いています。現在9人の社員が働いていますが、エンジニア、IIM出身、ジャーナリストと教育のバックグランドは多岐にわたっています。今はまだ社員数は少ないですが今年度末には20人程度にまで人数を増やす予定です。

 

Q:NextBigWhatの会社の雰囲気はどうですか

とてもフラットな環境でみんな仲が良いですよ。仕事終わりに飲みに行くことも時々あります。ただ従業員は皆会社から家が遠いので集まることはそれほど多くないですね。

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【写真はNextBigWhatの従業員の方々】

手前からコンテンツ制作、セールス、オペレーションの担当をされています。

 

Q:バンガロールでビジネスを新しく始めるメリットは何ですか 人びとがとてもフレンドリーであるということと、気候が過ごしやすいということがまず挙げられると思います。働く環境としては最適ですね。多くのインド人がシリコンバレーに行って帰ってきています。起業文化を学んで実践している人が周囲に多いのは新しくビジネスを始めるためによいですね。

 

Q:日本の起業家がバンガロールで起業をするためのアドバイスをください

ローカルのマーケットに注目することです。シリコンバレーでビジネスを始めるのは相当競争率の高い環境でビジネスを始めなければならないことが予想されますが、インドのマーケットにはまだまだ新しいビジネスが入る余地があります。なぜなら消費者の中に大きな需要があるからです。ローカルのマーケットは誰に対してもオープンです。まずはインドに来てみていくらか過ごしてみてください。そしてインドの文化に触れ、ローカルのコネクションをつくってみてください。インドに来てネガティブな印象を受けることもあると思いますが、ぜひポジティブな「驚き」を体感してほしいですね。

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【写真はNextBigWhatのオフィス概観】

オフィスはレストランの二階にあります

 

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>【インタビュー後記】

今回インタビューをさせて頂いたShinhaさんは今までの起業家の方と雰囲気が少し異なり、静かに話しながらも言葉に熱のこもった話をする方でした。ここの社員の方の一人とは連載記事の第一回で紹介したHeadStart Network Foundation のイベントでお会いした方でした。連載記事を続けているうちに少しずつスタートアップとのコネクションができてきたような気がします。これからも連載記事は続いていきますので次回もお楽しみに。

【インタビュイープロフィール】

Ashish Sinha

起業家。インド工科大学及びインド経営大学卒業。Yahoo, i2 Technologies, IBMにてプロダクトマネジメントに従事。Plugged.in 設立後、NextBigWhatを設立し、創業者として経営及びチームのマネジメントを手掛ける。

NextBigWhatのHPはこちら↓

http://www.nextbigwhat.com/

 

インタビュアー:大山尚輝