グローバル

つい最近まで外資系世界最大手メーカーで新卒採用を担当しておりましたMです。
連載記事では、外資系企業の採用担当の本音や考えていることを赤裸々に語っていきたいと考えていますので、
名前はイニシャルとさせてください。

インドIT留学をはじめとした海外留学に興味を持たれる方の中には、
「外資系企業」への就職を考えている方もたくさんいらっしゃるようですね。
そこで、私の記事では次の方々を対象に有益な情報をお伝えできればと考えています。
 (1) 外資系企業への就職を考えている方(特に新卒、第二新卒)
 (2) グローバルに活躍したい方

そこでふと思ったことですが、
「グローバル」って何や?(私の心の声。関西弁にて失礼します。)

外資系企業の面接官として、学生の皆さんとお話しをしていると、
時々「勘違いしているなー」、「認識が足りていないなー」と思うことがあります。

それは、次の質問に対する回答を聞いたときです。
「どんな業界の企業を受けていますか?また、それはなぜですか?」

あるある回答:
私はグローバルに活躍したいと考えていますので、
外資系企業と総合商社、日系大手メーカーを志望しております!

採用担当者の本音(私の本音):
 外資系と総合商社、日系大手メーカーは全然ちゃうやん、、、

それらの違いを細かく語りだすときりがないので、
今回はまず1つ大きな観点から「グローバル」についてお話をします。
自分が考える「グローバル」とは何か? 是非考えてみてください。

就活生が語る「グローバル」には2つの意味が混在しています。
 (1) グローバル「ロケーション」
 (2) グローバル「カルチャー」

●できれば、すぐにでも海外で働きたい!!
これはグローバル「ロケーション」です。つまり、働く場所が海外。
総合商社、日系メーカーは日本の外に市場をつくっていくこと、
ビジネスチャンスを掴むために、海外にどんどん進出していきます。
もちろんそこで働く社員も海外に出ていくことが仕事になります。
ただし、企業の文化はあくまでも日本的(年功序列、根回し、下積み経験大事)です。

●年功序列ではないフラットな環境で、若いうちから裁量権を持って働きたい!
これはグローバル「カルチャー」です。つまり、働く組織の風土が欧米企業。
外資系企業の多くは欧米のカルチャー、評価制度をそのまま日本にも適用しています。
そのため、成果をきちんと出していれば年齢に関係なく昇進もできますし、
裁量権や仕事の範囲は日系企業に比較して非常に大きいです。
ただし、働く場所はあくまでも日本です。なぜなら、日本人である皆さんを海外支社や本社で雇うメリットが
企業側には無い、または極めて少ないからです。
そもそも、外資系日本支社が日本に存在するのは、日本で売上を上げるためです。

強調してお伝えしたいことは、
上記2つのメリットを同時に獲得することは難しい
ということ。

当然、日系企業の中にも比較的フラットなカルチャーを持った会社もあります。
また、外資系企業でもまずは日本支社に入社し、活躍すれば海外支社や欧米本社に異動していくことも中長期的には大いにあり得ます。

ただし、日本人の皆さんが新卒で企業に入社する場合、
両方のメリットを獲得できる可能性は相当低い。

もし2つのメリットを同時に獲得できないとしたら、自分はどちらを選択するのか。
自分自身が考える「グローバルな活躍」とはどちらの意味か?
是非、この機会に考えてみてください。

では、また次回。