採用担当

つい最近まで外資系世界最大手メーカーで新卒採用を担当しておりましたMです。
連載記事第4 回目の投稿となります。

今回は、「採用担当で社風がかわるか?」というテーマについてお話をします。

新卒で就職活動をしている学生と話をすると、
志望動機の一要素として下記のような言葉をよく聞きます。
・社員の方が、とても魅力的で!
・説明会でお話をされていた方が、素敵でした!

ちょっと待ってください。その社員って誰でしょうか?
多くの場合、説明会で話をしているのは、人事採用担当がほとんどです。
では、その人事採用担当から会社の雰囲気を感じ取るのは正しいのか否か。

これは、私個人の経験に基づいた意見となりますが、
日系企業と外資系企業で、見方を変えるべき
です。

1.日系企業の場合
前回のブログでもお伝えした通り、終身雇用を前提とした「総合職採用」を実施としています。
専門性よりも、ジョブローテーションによってその会社独自のカルチャーに合った人を育てていく方針です。

このような場合、採用担当に抜擢される人はどういう人か?
ずばり、「その会社らしい人」かつ「候補者にとって魅力的な人」です。
当然、採用担当は会社の魅力を伝える存在ですので、魅力的であるにこしたことはありません。
そして、その会社らしさをできるだけ正確に伝えるためにも、その会社の中でも、
特にその会社らしい人が選抜される傾向があります。

つまり、日系企業の説明会で登場する人事は社風を理解する上で参考になります。

 

2.外資系企業の場合
こちらも前回お伝えした通り「職種別採用」が基本です。
私が勤務していた外資系大手メーカーでは、人事に新卒で入社した方は一人もおらず、皆さん何かしらの人事業務を他社で経験した上で転職をしてきていました。このような状況で採用担当をしている方は、日系企業と異なり「採用業務を誰より推進できる人」です。
つまり、必ずしも「その会社らしい人」ではありません。当然、採用担当者も自分が会社を代表して、学生の皆さんの前で説明していることを認識していますので、「その会社らしく」振る舞う訳ですが、それでもやはり限界があります。更に、「職種別採用」形態をとる会社は、職種ごとに求める人材や活躍する人材が異なる場合がよくあります。

つまり、外資系企業の説明会で登場する人事は、社風を理解する上で、あくまでも1つの参考情報程度に。
希望する「職種」の社員に必ず会って、そこで働く人の雰囲気や仕事内容の詳細を確認してください。

 

以上の話は新卒採用の場面を中心にお話しましたが、中途採用の場合も同様です。
人事だけで判断をせず、実際に上司になる方、一緒に働くことになる方々とできる限り、
入社の決断をする前に会う機会をつくりましょう。

では、また次回。

まとめ:
・日系企業の採用担当は「その会社らしい人」が担当している場合が多い
・外資系企業の採用担当は、「その会社らしい人」ではない可能性が高い
・外資系企業の場合、希望職種を担当している社員に会うことがお勧め