採用基準

つい最近まで外資系世界最大手メーカーで新卒採用を担当しておりましたMです。
連載記事第7回目の投稿となります。

今回は、「採用基準」というテーマについてお話をします。

就職活動、転職活動をされている皆さまであれば最も気になるテーマでは無いでしょうか。
私は過去に数社しか経験が無いため、すべての会社の採用基準について一つひとつ説明することはできません。
ただし、外資系一般に言える原則がありますので、その原則をここでお伝えできればと思います。

それは、
「外資系の採用基準には、社内の評価基準が使われている」
という原則です。

外資系の場合、社員の評価基準は
「パフォーマンス(成果)」と「バリュー(行動基準/価値基準)」の2項目から整理されている場合が多いです。

●パフォーマンスの評価は、
その方が業務を遂行する力があるか、言い換えれば専門性があるか、今までも実績を出してきたか、という視点です。
ここはどこの企業も職種が同じであれば似たような要素となります。

●バリューの評価は、
その方がその会社が求める価値観を持っているか、行動基準の基礎を備えているか、ポテンシャルがあるの、という視点です。
パフォーマンスに比較してその会社のカラーが色濃く出ます。そして、このバリューは公表されていることがほとんど

 

私は日系企業から外資系企業に転職して、最初はこの事実を知り非常に驚きました。
なぜここまで評価基準が公にされているのか、と。
それは、「文化の違い」によります。社員の同質性が高い日系企業の場合は、何となく成果を出している人、何となくその会社の未来を担ってくれそうな人、そういう組織の暗黙の合意によって昇進が決まっていく印象があります。一方で外資系の場合は、人の出入りも激しい、日本人だけでなく世界中のバックグラウンドの異なる多様な人材が働いている、そのような背景から「何となく・・であること」「曖昧であること」は許されないのです。誰が読んでも理解できる評価基準であること、それが社員だけでなく社外の人にも共有されている、それが外資系なのです。

いま外資系で就職を希望する会社があるのであれば下記のステップで
面接に向けて対策をすると良いでしょう。
■面接対策 ステップ
 1.希望する会社の「バリュー」を理解する
*「バリュー」の呼称は会社によって異なります
 2.バリューを行動レベルで体現した例を探す(在籍者やOB/OGの書籍がお勧め)
*ここまで実施をして、その会社のバリューが自分自身に合っていると判断した場合、
 3.自分自身の過去経験や強みをバリューに照らして洗い出し、整理する

 

では、また次回。