インドの宗教の謎を一挙ご紹介!


こんにちは!インターン生の伊藤です。「インドの宗教ってどんなものがあるんだっけ?」と思っている方はいませんか??そんな方の為に、今回の記事ではインドの宗教についてご紹介したいと思います!

去る11月6日はシク教の創始者であるGuru Nanak Dev Jiの誕生日でした。今私が住んでいるバンガロールでも、彼の誕生を祝うための式典が開催されており、興味を引かれて思わず参加してしまいました!

ピンクのスカーフを頭に巻き、裸足になり、シク教の説明をひたすら受ける・・。この様な異文化体験ができることも、インドの魅力の一つです!

インドではどんな宗教が信仰されているの??

さて、みなさんはインドにでは何種類の宗教が信仰されているか、ご存知でしょうか?「仏教の発祥地」、「ヒンドゥー教」など、断片的な知識を持っている方は多いとおもいますが、何種類あるかを知っている方は、あまり多くはないと思います。それでは、一体何種類なんでしょうか?

外務省の2001年国勢調査によると、インドでは大きくわけてヒンドゥー教、イスラム教、キリスト教、シク教、仏教、ジャイナ教の6種類が信仰されているようです。インドの宗教信者の人口割合は以下のデータが示しています。

この円グラフを見ると、ヒンドゥー教徒が圧倒的多数を占めていますね。次にイスラム教、キリスト教と続きます。では、インドで主に信仰されている6つの宗教について、順にご紹介したいと思います!

ヒンドゥー教

上述の通り、ヒンドゥー教はインドで最も信奉者が多い宗教です。ヒンドゥー教は古代インドから続く風習、制度、儀式などを全て含めたものを総称したものです。そしてこの宗教には以下3体の神様がいます。

ブラフマー:宇宙の創造を司る神

ヴィシュヌ:宇宙の維持を司る神

シヴァ:宇宙の寿命が尽きたとき、世界の破壊を司る神

現在ではブラフマーの信者は減少傾向にあり、ヴィシュヌ、シヴァが二大神として多くの信者を獲得しています。

この神様に関してですが、
Generate=創造(ブラフマー)
Operate=維持(ヴィシュヌ)
Destroy=破壊(シヴァ)
の頭文字をとると、GOD(神様)なんです。インドでは、ブラハマーが地球を創造し、ヴィシュヌが維持し、シヴァが破壊する。そのように変化していき、この繰り返しで変わっていくみたいです。何か奥が深いですね。

イスラム教

イスラム教は、7世紀にムハンマドが神から啓示を受けて誕生した唯一神アッラーを頂点とする一神教であり、その信者はムスリムと言われています。聖典「コーラン」はあまりにも有名。信者はムスリムと呼ばれ、中東、アジアを中心に多くの信者がいます。

イスラム教徒には「礼拝」や「信仰告白」など様々な義務があり、それに則った生活スタイルを持つ人がほとんどです。

キリスト教

キリスト教.jpg

キリスト教もイスラム教と同じく一神教で、神を信仰することによって救われるとする世界観を持っています。キリスト教信者の数は世界で一番多いといわれており、世界の宗教信者の33%を占めるといわれています。キリスト教の2つの聖典「旧約聖書」、「新約聖書」は有名。

新約聖書は読みやすく、教養として愛読している人もいます。多くの古典が聖書の影響を受けており、グローバル化の進む現代では聖書を読む意義は増してきています。

シク教

シク教はナーナクを開祖として16世紀に誕生した、比較的新しい宗教です。イスラム教とヒンドゥー教を融合した宗教で、他の宗教に比べ富裕層の信者の割合が高いです。信者は頭にターバンを巻くことで知られています。(その為、イギリスではヘルメットの着用が免除されているそうですよ笑)

インドには今もカースト制度が残っている現実があるのですが、シク教はこれを認めておらず、非常に公平な宗教だと言われています。実際私が式典に参加した時も、皆さんとてもフレンドリーに接してくれました。

仏教

カルムイク共和国の首都エリスタにある仏教寺院を訪れたチベット人僧侶たち。勤行の合間のひと時に談笑する = アンナ・ネムツォワ撮影

インド釈族の王族を出自とするゴータマ・シッダルタが開祖とされています。

としての開祖を釈如来(釈、釈尊)と呼び、日本では“お釈さま”と呼ばれる事が多いです。また、悟りを開いた人のことをブッダと呼ぶこともありますね。

仏教は宗派はとても多様です。座禅を日常生活に組み込んだ臨済宗や曹洞宗、「今」に集中するだけでなく来世も視野に入れた日蓮宗など、同じ仏教にも関わらず世界観や考え方も大きく異なっています。

ジャイナ教

English: Jain sadhvis meditating (in Brindavan...

B.C.5世紀頃に開かれた、インドの宗教の一つで、徹底した苦行、禁欲、不殺生の実践を重視しています。ジャイナ教徒は、インド以外の国にはほとんど存在しません。信者はインド国内に数百万人いるとされ、ほとんどが商業、特に宝石や貴金属を扱う仕事に就くという伝統があります。故に経済的に大きな影響力を持っています。

社会学者マックス・ウェーバーは、英領インドの統計資料を元に『インドの宗教』という著作を著しました。その中で彼は「人口わずか0.5%のジャイナ教徒が、インドの富の50%を所有している」と書いています。今日では、0.4%のジャイナ教徒が、税金の24%を納めているという統計もあるくらいです。

まとめ

いかがでしたか?インドに留学や旅行に行くときには、インド人とコミュニケーションをとることは必要不可欠です。その際に彼らのバックグラウンドを押さえておくことは非常に重要です。何故なら、人は「自分の事をわかってくれている」と思うような相手とコミュニケーションをとりたくなるからです。

コミュニケーションは、取る前に勝負は決まっている。—林修

インドでのコミュニケーションの準備段階として、インドの宗教について学んでみるのも良いかもしれませんね!