モバイルサービスを手掛けるスタートアップ~Bullfinch~

今回はモバイルサービスに特化したスタートアップBullfinchに飛び込み取材を行いました。インタビューをした当日は日本向けのサービスを提供するため、ミーティングを開いていたということ。海外にもアメリカをはじめ、海外展開も積極的に行っているBullfinch。彼らのビジネスに迫ります。

インタビュイープロフィール Asifさん

2004年にカルカッタ国立工科大学にてコンピュータサイエンス、エンジニアリングを専攻。卒業後、テキサスにあるソフトウェアの会社でエンジニアとして働いたのち、シスコにて仮想スイッチプラットフォームの構築に従事。2008年にバンガロールに戻りYahooでの勤務を終えた後2012年に学生時代の友人と共にBullfinchを創業。

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ビジネスの内容について教えてください。

Bullfinchはソフトウェアの会社でモバイルサービスにフォーカスしたサービスを提供しております。私達の行っている事業のエリアとしては以下の三つのエリアがございます。
1. バックエンドのモバイルサービス
私たちは特にロケーションの特定やナビゲーションのアプリのバックエンドのサービスを提供することができます。例えばこうした技術はUber(アプリでタクシーを呼ぶことのできるサービス)のようなサービスで利用することができます。
2. E-Educationのモバイルサービス
私達はテクノロジーを通じた教育サービスも展開しております。ビデオを通じたオンライン教育の教材やモバイルアプリケーションを通じて定期試験対策のツールも提供しています。教育コンテンツに関してはオフラインで現実の場で行われている教育をオンラインで受けることができるようにオフラインからオンラインでの教育を実現することを試みています。
3. Wearableを活用したサービス
Wearableを活用したサービスではスマートリモートというサービスを展開しています。これはテレビやモバイルでYoutube、Huluなどで見た動画の後に、関連したコンテンツを異なる媒体で魅せれるようにするハードウェアです。

 会社設立の経緯について教えてください。

Bullfinchは当初私と私のかつてのクラスメイトとともにつくりました。そのクラスメイトのうち一人は現在の私の妻です。私達が学校を卒業する頃にはすでに自分たちで何かサービスをつくりたいという思いがありました。しかし、まずは社会に出て働くことから始めようということですぐに起業はせずに、それぞれテクノロジー関係の企業に勤めるようになりました。私はYahooに勤め、他の仲間はNokiaやHewlett Packardなどでキャリアを積み、それぞれが得意分野を持って集まりました。私達が決意を固めてからちょうど8年目のことでした。

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Bullfinchの社員の皆さん。仕事を中断して写真撮影に協力してくれました。

 

会社の規模について教えてください。

BUllfinchは2012年に設立され、現在25名の社員を抱えています。設立当初は3つのプロジェクトを6カ月間かけて同時並行で進めていく程度でしたが、今ではプロジェクトの数も増え、シンガポール、イギリス、ドバイ、オーストラリアを対象にしたプロジェクトも持っています。日本のマーケットを対象にしたプロジェクトもつい最近始まったばかりです。テクノロジー及びエンジニアリングに関わる開発は全てバンガロールで行っています。

 日本でビジネスをするにあたってどのような点が困難であると感じていますか。

日本でのビジネスが難しい点は二つあると思っています。まず一つは日本人から信頼を勝ち取るのが難しいという点。日本のビジネスは信頼がベースとなっているビジネスであると聞いています。まず第一印象が肝心だと思っています。二点目は言語の問題。インドでは公用語が英語になっているように、私たちは普段から英語を話していますが、日本はそうではありません。日本でビジネスをする際にまだまだ言語の壁があるように感じています。

起業してから一番困難であったことを教えてください。

一番困難であったのは人材の確保です。優秀な人事の確保にはそれ相応の金額が必要になります。私は雇用に関してはお金を出し惜しみするようなことはありません。優秀な人材を雇い、その人材を会社に確保しておくことは非常に難しいと言えるでしょう。私達は人材の確保のために友人をあたったり、大学のキャンパスで行われるイベントに行って採用活動を行っています。

Bullfinchのビジョンについて教えてください。

誰もがテクノロジーにアクセスできる社会をつくっていくことです。私達の会社は設立されてから成長段階にあります。目標としては100人以上の社員を雇い、今取り組んでいる5倍のプロジェクトを進めていきたいと考えています。私達は将来的にはインド政府と協力して活動することも考えています。

会社の労働環境について教えてください。
私達には優秀なプロジェクトマネジメントチームがいるため、私達は自分たちの働く場所や時間を選ばずに働くことができます。私達の働いている環境は非常に親しみやすく、フレンドリーな場所です。私達は社員一人ひとりが自分の仕事の進捗を報告するスタンドアップミーティングを開いています。ここでは各社員が自分の仕事の進捗を30秒程度で話して、問題がないか互いにチェックしあいます。というのも、私たちはアジャイル開発手法を取り入れているからです。問題の早期発見をするためにも、社員同士で気軽にチェックしあえる環境は必要ですね。

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社内の誕生日パーティ。真ん中の女の子はファウンダーの娘さんです。

 

 バンガロールのスタートアップ環境はどのように変化して生きていますか。

とても大きく変化してきています。インドではNASSCOMの支援もあり、多くのソフトウェアを手掛けるスタートアップが登場してきています。プログラマーやデザイナーなどが共同作業をするソフトウェア関連プロジェクトのイベントであるハッカソンも頻繁にバンガロールでは開催されています。私たちは過去に自分たちのチームをハッカソンに送っていますが、そのうち4回のハッカソンで優勝しています。このようなイベントは自分たちのサービスを世間に知ってもらう機会として大きな役割を果たしていると思います。

 

インタビュー後記

今回インタビューをさせて頂いたBullfinchはとても社員同士の仲が良い会社でした。職場を取らせてほしいという旨を伝えると仕事をしている人々全員が立ち上がって撮影に協力してもらえました。又、取材した当日が社員のうちの一人の誕生日であったらしく、自分も誕生日パーティーに参加させてもらいましたケーキを顔に塗りたくられた社員がいたりと、とても楽しい会社でした。いい仕事をするためにはいい環境をつくる。スタートアップには重要なことなのかもしれません。