【連載記事②】分野別英語勉強法~リーディング編~


皆さんこんにちは!インターン生の伊藤です!前回の記事を見られたかたが多いと思います。この記事は連載記事の第二弾ですので、第一弾をご覧になっていない方はまずはこちらをお読みいただくことをオススメします。

さて、前回は「英語学習の本質」→「英語学習の方向性を知る」→「努力を積み上げる」という3ステップのうち、2ステップまでをご紹介しました。そして今回から、具体的な勉強法に入っていきます。

前回申し上げた通り、英語学習の方向性とは、次の4つの分野を勉強することです。

①リーディング

②リスニング

③スピーキング

④ライティング

の4つです。今回はこの4つの分野のうち、リーディングの勉強法についてご紹介したいと思います。

リーディング力

リーディング力の意味するところはもちろん、「英語の文章を読む力」です。インターネットが普及した現代、英語で書かれた情報が50%を占めるといわれています。一方、日本語の情報はたったの1%しかないと言われています。時代の趨勢を読み切って行動することが求められる現代社会において、情報の半分が英語で書かれているという事実が、リーディング力の重要さを物語っているのではないでしょうか。是非ものにしたいものです。

さて、リーディング力は次の3つを鍛え上げることで上昇します。

①文法力

②単語力

③読み慣れ

順に見ていきましょう。

文法力

何よりもまず、基礎的な文法力をつけましょう。SV、SVO等の5文型や関係代名詞等、いくつか学ぶべき項目はありますが実はその数はそれほど多くはありません。「1週間以内にすべておさらいする」等、自分の能力にあった期限を設け、その中で集中して仕上げるのがよいでしょう。文法力はリーディング力の「必要条件」に過ぎません。さっさと終わらせましょう。英語学習で大変なのは、次の「単語力」と「読み慣れ」です。文法学習にダラダラと時間をかけることだけはやめましょう。

英文法の王道中の王道。これ一冊をできるだけ早く回して、後は「読み慣れ」の段階でわからない構文がでてきたら見直すというやり方が一番オススメです。

単語力

英語リーディングにおいて極めて重要なのがこの単語力です。一部の天才を除いては、まずある程度単語を覚えた上で英語の文章にあたっていく方法が一番理に適っています。

ある科学調査によると、以下のことがわかっています。

”1ページに10個以上知らない単語があれば、文脈での推測は不可能”

英語の文章がわからないと悩んでいるかたがいらっしゃれば、まず文章の1ページを選び、その中の知らない単語を〇で囲ってみてください。想像以上に知らない単語が多いことに気付くはずですよ!

単語力はリーディング力をあげる為にはめちゃくちゃ重要です。(東進ハイスクールの林先生は、現役時代に2万語を丸暗記したと仰っていました笑)

一度騙されたと思って単語力アップに集中してみてください。驚くほど、英語の文章がスラスラ読めるようになっているはずですよ!

余談ですが、私は浪人時代に河合塾名駅校に通っていたのですが、そこに在籍していたトップ講師が以下のことを仰っていました。

”要するに、単語力が全て。覚えた単語の量とその人の英語の偏差値は比例する”

ここまでの説明で、単語力の重要性をご理解いただけたでしょうか。では次に、どのように単語を覚えていくかについて説明していきます。

単語の覚え方は、大きく分けて以下の二つに大別されます。

1.丸暗記

2.語源で覚える

3.文脈で覚える

具体的にみていきましょう。

1.丸暗記

文字通り、あまり深く考えずに英語と、それに対応する日本語訳を丸暗記していく方法です。文系の人はこのやり方を採用していた人が多いですね。私も基本的にはこのやり方です。

やり方のコツとしては、「1日に10個覚えよう」ではなく、「1日で、単語帳を1冊眺めよう」というやり方だとうまくいく場合が非常に多いですね。覚えようとしなくても、クラスメイトの名前は1か月もすれば大体覚えられましたよね?それと同じです。毎日顔を合わせるのです。これは今流行の読書法である「速読法」に通じるやり方で、その効果は絶大です。先の記事で紹介した歩いて音読勉強法と組み合わせるとより一層効果があがりますよ!

英単語の丸暗記教材として最も有名な一冊。右の文章を無視し、1日1冊「眺める」のがオススメ。個人差はありますが、このやり方だと大体1か月でやり終えることが可能です。

2.語源で覚える

続いて語源で覚えるやり方をご紹介します。

語源で覚えるとは、具体的には「単語をパーツにわけて覚える」ということです。例えば、

pend(つるす)+ant(もの)=pendant(ペンダント)

という風に覚えるのです。このように覚えることで、

pending

という単語が出てきた時には

pend(つるす)+ing

と分解して考えられ、「つるされている状態を表す何か」という認識ができ、未知の単語の意味を推測することができます。新出単語も省エネで覚えていくことが可能になります。(ちなみにpendingは「未決定の」という意味です。)

語源が豊富に記載されている一冊。必出単語が語源と分野によって整理されています。受験生向きと思われがちですが、社会人の方も使用することができます。読み物としてもめちゃくちゃ面白いという少し変わった単語帳です。知的好奇心が刺激されますね。

③文脈で覚える

「文脈で覚える」とは「文章を読み進めていき、わからない単語がでてきたら調べて覚える」というものです。読書慣れしている人にはオススメの方法です。文脈で覚えた英単語は、筋道立った話のイメージの中に位置づけられて理解される為、非常に覚えやすく、思い出しやすいという利点があります。ただし、上にも述べた通り知らない単語が多すぎる文章を使うと、そもそも文章自体がわからなくてイメージができず、非効率な結果になりかねませんので、その点には充分に注意してくださいね。

Z会の傑作。とにかく内容が面白い!ビタミンCの効果やハエの実験など、知的好奇心をくすぐる文章ばかりです。無機質な暗記が嫌いな方にはオススメですね。以下で紹介する「読み慣れ」の特訓にもなります。

読み慣れ

リーディング最後の項目は「読み慣れ」です。私たちの頭は日本語の文章を理解する回路が強固に形成されています。そこに全く文法構造の異なる英語の文章を見せられても、素早く理解することは至難の業です。

「読み慣れ」とは「英文をとにかく読みまくること」であり、その目的は日本語回路と別に「英語用の回路」を脳内に作ることにあります。その回路が形成されるにつれてどんどん英語の文章の理解が速くなり、たくさんの文章を読みこなせるようになっていきます。

ここではあまり細かいことはいいません。とにかく読みまくるのです。文法、単語がしっかり定着していれば、「がむしゃらな読み込み」は努力の方向性としては正しいです。自信をもって、大量の本を読みこんでください。

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ラダーシリーズ。世界中の古典が平易な英語で書かれています。読み物としては最高級です。とにかく面白い。1~5のレベルに分かれているので、まずはレベル1から読み進めてみてはいかがですか?

まとめ

いかかでしたか?文法を速攻で終わらせ、「単語」と「読み込み」をコツコツと積み上げていくことが、英語リーディング学習のいわば王道です。リーディングができるようにならないと感じている方は、まずはしっかりとご自身の勉強の「方向性」を確認、修正してください。もし方向性に誤りがなければ、それは鍛錬不足にすぎません。安心して、コツコツと積み上げていきましょう!

”小さいことを重ねることが、とんでもない所にいくただ一つの道”―イチロー

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!