インドがGoogleやソフトバンクなど世界的に有名なIT企業のCTOを多く輩出していることは有名な話です。マイクロソフトに至っては、その社員の約30%をインド系人材が占めているらしいです。また、世界のプログラマーの約1割はインド人であるとさえ言われています。

今回はインドでこれほどに優秀なインド人ITエンジニアが輩出されている理由とインド人ITエンジニアについて紹介します。また、日本が優秀なインド人ITエンジニアの誘致に成功していないのも現状であり、その理由について書いています。

インドが優秀なITエンジニアを数多く輩出している理由

インドのIT教育課程

インドの義務教育課程の初等学校・上級初等学校(1-8 年生)と、中等学校・上級中等学校(9-12 年生)を対象に文部科学省が行った「諸外国におけるプログラミング教育に関する調査研究」によると、初等教育の3年生からプログラミングの授業が始まります。

3-5 年生では LOGO、6 年生、7 年生では QBasic、8 年生では Visual Basic 言語、9 年生では C++、Java、10 年生では HTML、XML、11 年生と 12 年生では C++ が指導されています。

このように国全体でIT産業を成長させようとする取り組みからも、インドがIT大国といわれる理由が分かります。

理数系の世界トップ、インド工科大学(IIT)

インド工科大学(IIT)はインド独立の1947年後、インドの経済的・社会的進歩を目的として初代ネール首相によって1951年に設立されました。インド工科大学の教育水準はアメリカのMITをもしのぐと言われています。FacebookやGoogleはIITの卒業生に対し、新卒入社で年収約1400万円を提示し、彼らを獲得しようと必死です。

また、インドは「0」の概念が生まれた国ともいわれ、伝統的に数学に強いと適性があると考えられています。現代数学の九九は2桁になっていることもその能力の高さが見られます。

インドは若い人口層が全人口の半分を占める

インド 人口分布
出典:PopulationPyramid.net:https://www.populationpyramid.net/ja/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89/2017/

インドの人口は現在13億人を超え、2025年には中国を超えて、世界1位の人口を誇る国になると言われています。その巨大な人口の中で、半分ほどが30歳以下という国で、これから高齢化がどんどん進む日本とは正反対の国です。

IT分野のような凄まじいスピードで変化・成長し続ける分野において、適応能力が高く、知識の吸収に貪欲なこれらの若い年齢層は非常に魅力的です。これからもインドのIT分野の労働力は増え続け、国の成長も止まらないでしょう。

インドのカースト制度にない職業がITエンジニア

インドではカースト制度によって生まれながらに、先祖と同じ職業に就くことが決まっていました。1950年の身分制度の禁止から最近では先祖とは違った職業に就く若者も多くいます。

ITという分野はこのカースト制度の枠組みにはなかった職業であることも多くのインド人がITエンジニアを志す理由の一つです。貧しい村からもIITのようなハイレベルな大学を目指しITスキルを習得しようとする若者が多い。

優秀なインド人ITエンジニアが海外で働く理由

インド人の米国大学院(IT系)への留学生数は世界1位

インドIT留学 アメリカ留学ランキング
出典:NSF 資料:GLOBAL NOTE https://www.globalnote.jp/p-data-g/?dno=3903&post_no=5264

上の図からも分かるように、米国大学院(IT系)への留学生数はインドが世界1位です。人口が多いということも要因のひとつであると思いますが、インド人は流暢な英語を話すことができるということ、ITへの意欲の高さがこの結果を示していると言えます。

優秀なエンジニアは年収の良い海外で就職する

インド国内には数多くの言語が存在します。インドではヒンディー語が公用語とされ、第二公用語として英語が定められており、幼いころから英語教育を受けたり、大学では授業が英語で行われたりとほぼ母国語のように英語を話すことができるインド人が多いです。これ以外にも、自分の出身地の言葉やそれ以外の国の言語の3か国語を話せることが珍しくありません。

このように、英語も話すことができ、多様性をもつインド人エンジニアが多く海外で就職しています。その一番の理由は給料です。インド人の新卒の平均月収は4万円ほどです。日本と比べてもその差は明らかです。もちろん生活水準、生活コストが違いますが、海外の方が待遇も良いことが海外で働くことを後押ししています。

なぜインド人エンジニアは日本に来ないのか

日本のIT業界ではITエンジニアが不足しており、ITエンジニアの確保が難しくなっています。国全体の労働力が年々減少している日本では、経済の低迷から抜け出すためにも、インドをはじめとするアジア各国からの人材確保が課題です。特に、これからも成長を続けるであろうITの分野においては、ジャパンタイムズによれば、2030年までに60万人のITエンジニア不足に陥ると言われています。

しかし、現状アジア各国の人材は日本で働くことにあまり乗り気でないのが現状です。原因としては日本が海外からの人材を受け入れる適切な体制が整っていないということや、日本企業独特の文化的な考え、言語の壁があげられます。世界経済フォーラム(WEF)が発表した2016~17年版の国際競争力報告書によると、インドの「秀な人材を引き込む力」は23位で、日本の77位と大きく差があります。また「優秀な人材を維持する力」でも、インドは32位に対し、日本は38位でインドが先を行っています。

この結果の理由として、優秀で向上心の高い人材は非常に流動的であり、成長の機会があるところへと移動します。インドは過去20~30年間に渡り、GDP成長率が2桁に近い数値を出し、年々急速に成長してきました。一方、日本は経済の低迷からなかなか抜け出せず苦しい状況が続いています。優秀なインド人ITエンジニアが母国を出て、日本に行く理由があるのでしょうか。

まとめ

IT大国インドは国をあげてITの教育に力を入れ、IT分野で世界のトップに君臨しています。急速に国が成長を続けるインドでは、日本人を始め世界中のビジネスマンたちが今も注目を集め続けています。日本人がインドで働くという選択も増えてくるかもしれません。

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