【外資採用担当が語る6】 外資系で英語は必要か?


英語

つい最近まで外資系世界最大手メーカーで新卒採用を担当しておりましたMです。
連載記事第6回目の投稿となります。

今回は、「英語」というテーマについてお話をします。

会社説明会で必ず聞かれる質問が、「英語力はどれくらい必要ですか?」です。
シンプルな回答としては、「職種と役職によります」

この質問をする方に持っていただきたい視点は、
Vol.2,Vol.3でもお伝えをした「職種」の視点ともう一つ「役職」の視点です。
外資系において求められる英語力は職種と役職によって大きく異なります。

●「職種」の視点
職種の視点とは言い換えると、「本社機能 ⇔ 顧客接点」の視点です。
本社機能とは、例えば経営企画室、経理財務、人事、IT、マーケティング、広報など。
こちらの職種は、米国/欧州本社と英語でのやりとりも多く、一般的にはビジネスレベルの英語力が求められると考えてください。ビジネスレベルの英語力とは、メールが英語で読める/返信できる。英語の会議に参加した際に70%以上は理解できるというのが最低限の目安かと思います。
顧客接点とは、例えば営業、カスタマーサービスなど。
こちらの職種は、勤務時間の大半をお客様とのやりとりに使います。当然、外資系日本支社のお客様は日本人ですから、仕事中に使う言語は日本語がほぼ100%になります。そのような職種では英語力は入社時点で必要ありません。ただし、稀に英語が必要なこともあります。それは社内システムを使う際です。社内システムが世界共通の為、英語で表記されていることも多々あります。しかし、ここで求められる英語力は「Reading」ですので、日本の大学受験までの英語学習経験で十分対応できます。

●「役職」の視点
役職の視点とは言い換えると、「高い ⇔ 低い」の視点です。
こちらは「職種」の視点の場合と比較して詳しい説明は不要かと思いますが、当然役職が上がれば上がるほど、米国/欧州本社に対して説明責任が大きくなりますので、英語の必要性は高まります。
例えば、職種の視点で例として挙げた営業職として入社した場合、当社はお客様の対応がメインですので英語はほとんど不要です。しかし、役職が上がることにマネジメント、米国/欧州本社への報告、交渉などなどの業務も担当することとなり、英語の重要性、求められる能力は高まります。

みなさんが希望されている職種は、
マトリクス「職種×役職」で捉えたときにどこに分類されますか?

一概に「外資系 ⇒ 高い英語力が必要」と捉えるのではなく、「職種」と「役職」の観点で考えてみてください!

では、また次回。